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薬剤師の職務経歴書【調剤薬局の記入例】自己PR例文つきで解説

薬剤師 職務経歴書 調剤薬局 例

この記事を書いた人

くらげ|現役薬剤師。調剤薬局に勤務しながら転職情報を発信。複数回の転職で職務経歴書を作成した経験から、採用担当者の視点を踏まえた書き方を解説します。

調剤薬局の薬剤師が職務経歴書を書くとき、つまずきやすいのが「何を、どこまで具体的に書けばいいのか」です。調剤薬局の経歴は、処方箋枚数や応需科目といった数字を入れるかどうかで、説得力が大きく変わります

この記事では、調剤薬局の薬剤師に向けて、そのまま参考にできる職務経歴書の記入例(完全サンプル)と、状況別の自己PR例文を用意しました。書くべき具体要素もあわせて整理しているので、置き換えるだけで形になります。なお、履歴書との違いや基本構成など全体の書き方は、別記事の書き方ガイドをご覧ください。

この記事でわかること

  • 調剤薬局の職務経歴書でアピールすべき具体要素
  • そのまま使える調剤薬局の職務経歴書・記入例(完全サンプル)
  • 状況別(経験豊富・若手・ブランク・管理薬剤師)の自己PR例文
  • 調剤薬局の職務経歴書でやりがちなNG
目次

調剤薬局の職務経歴書でアピールすべき要素

採用担当者は、応募者が「どんな規模の薬局で、どんな業務を、どのくらいの量こなしてきたか」を知りたいと考えています。調剤薬局の経歴では、次の要素を具体的に書くことが評価につながります。

書くべき具体要素(数字を入れる)

  • 薬局の規模:薬剤師数、来店患者数、1日平均の処方箋枚数
  • 主な応需科目(内科・整形外科・皮膚科・小児科など)
  • 担当業務:監査・調剤・服薬指導・薬歴管理・疑義照会・在庫管理
  • 在宅医療の件数、かかりつけ薬剤師指導の実施回数
  • 使用していた電子薬歴システムやレセコン
  • 役職・役割:管理薬剤師、一人薬剤師、新人教育、マニュアル作成

薬剤師は「処方箋の指示に従う受け身の仕事」と見られがちです。だからこそ、自分から主体的に取り組んだこと(在宅の立ち上げ、後輩指導、業務改善など)を書き出すと、ほかの応募者と差がつきます。日常的にやってきたことでも、立派なアピール材料になります。

調剤薬局の職務経歴書 記入例(完全サンプル)

調剤薬局に勤務する薬剤師の記入例です。数字や店舗情報はご自身のものに置き換えてください。

記入例(このまま参考に、ご自身の情報へ置き換えてください)

■ 職務要約

薬科大学卒業後、地域密着型の調剤薬局にて約8年間、調剤・服薬指導を中心に従事してまいりました。内科を中心とする複数科目の処方に対応し、1日平均60枚程度の処方箋を監査・調剤しています。直近3年は在宅医療の立ち上げと、新人薬剤師の教育を担当し、店舗運営にも携わってきました。

■ 職務経歴

△△調剤薬局 □□店(2018年4月 〜 現在)

薬剤師数:6名/1日平均処方箋枚数:約60枚
主な応需科目:内科・整形外科・皮膚科・小児科

【担当業務】

  • 処方箋監査・調剤・服薬指導・薬歴管理
  • 疑義照会、医薬品の在庫・発注管理
  • 在宅患者への訪問服薬指導(月20件程度)
  • かかりつけ薬剤師指導(月15回程度)、新人薬剤師の指導

使用システム:電子薬歴システム、レセプトコンピュータ

■ 活かせる経験・知識・スキル

  • 複数科目の処方に対応してきた幅広い調剤経験
  • 在宅医療の立ち上げから運用までの実務経験
  • 後輩指導・マニュアル作成によるチーム運営の経験
  • 患者・医療機関との円滑なコミュニケーション

■ 自己PR

前職では、日々の調剤・服薬指導に加え、立ち上げ段階だった在宅医療を主体的に担当しました。多職種と連携しながら訪問体制を整え、月20件程度の在宅対応にまで広げたことは大きな経験です。与えられた業務をこなすだけでなく、患者により良い薬物治療を届けるために自ら動くことを大切にしてきました。貴薬局でも、これまでの経験を活かして地域医療に貢献したいと考えています。

💬 くらげのひとこと

数字は無理に盛る必要はありません。だいたいの平均で構わないので、処方箋枚数や在宅件数を入れるだけで「この規模で働いてきた人」と伝わります。逆に数字がまったくないと、経験の量が読み取れず、もったいない職務経歴書になってしまいます。

状況別 自己PR例文4パターン

自己PRは、自分の状況に合わせて書き分けると説得力が増します。調剤薬局の薬剤師によくある4つのパターンの例文です。

経験豊富な方

10年以上にわたり、内科を中心に幅広い科目の調剤・服薬指導に携わってきました。1日平均70枚の処方に対応する中で、正確さと患者対応の両立を心がけてきました。管理薬剤師として在庫管理や新人教育も担い、店舗運営の視点も身につけています。これまでの経験を、貴薬局の安定した運営に活かしたいと考えています。

経験が浅い・若手の方

調剤薬局で3年間、調剤・服薬指導の基礎を着実に積んできました。分からないことは先輩に確認し、ミスを防ぐ確認の習慣を徹底しています。患者一人ひとりに丁寧に向き合う姿勢を強みとしており、今後は在宅医療など新しい業務にも積極的に挑戦し、薬剤師として成長していきたいと考えています。

ブランクから復職する方

出産・育児のため一時的に現場を離れていましたが、調剤薬局で5年間培った調剤・服薬指導の経験があります。ブランク中も研修や情報収集で知識の更新に努めてきました。患者対応の丁寧さは変わらない強みです。まずは着実に業務に慣れ、これまでの経験を早期に発揮できるよう取り組みます。

管理薬剤師の経験がある方

管理薬剤師として5年間、調剤業務に加えて在庫管理、行政対応、スタッフの労務・育成まで幅広く担当してきました。業務マニュアルの整備により、店舗全体の調剤過誤の削減にも取り組みました。現場と運営の両面を理解している点が強みです。貴薬局でも、質の高い薬局運営に貢献したいと考えています。

調剤薬局の職務経歴書でやりがちなNG

せっかくの経験が伝わらない、もったいない書き方があります。次の点に注意しましょう。

避けたいNG

  • 「調剤・服薬指導を担当」だけで、数字や規模が一切ない
  • 受け身の表現ばかりで、主体的な取り組みが書かれていない
  • どの薬局にも使い回せる、応募先に合わせていない自己PR
  • 応需科目や在宅・かかりつけの経験を書き漏らしている

これらは、少し情報を足すだけで改善できます。とくに数字と、応募先の特性(門前薬局か地域連携薬局かなど)に合わせた一文を加えると、印象が大きく変わります。

よくある質問

処方箋枚数や患者数は、正確に書けない場合どうすればいいですか?

おおよその平均で問題ありません。「1日平均60枚程度」のように概算で書けば、薬局の規模や業務量が伝わります。正確な統計値である必要はなく、採用担当者が経験の量をイメージできることが大切です。

経歴は古い順と新しい順、どちらで書くべきですか?

どちらでも構いません。一般的には古い順(時系列)が読みやすいとされますが、直近の経験を強くアピールしたい場合は新しい順も有効です。大切なのは、在籍期間・薬局名・規模・業務内容が整理されて伝わることです。

調剤薬局しか経験がなくても、アピールできますか?

十分にアピールできます。調剤薬局の経験は、転職先でも即戦力として評価されます。応需科目の幅、在宅やかかりつけの経験、後輩指導など、業務の中で主体的に取り組んだことを具体的に書けば、強みとして伝わります。

自己PRと職務要約は、同じ内容になってもいいですか?

役割が異なるため、書き分けるのがおすすめです。職務要約は「これまで何をしてきたか」の概要、自己PRは「自分の強みと応募先でどう貢献できるか」を伝えるものです。要約は事実中心、自己PRは強みと意欲を中心に書くと、重複を避けられます。

まとめ

調剤薬局の職務経歴書は、具体的な数字と主体性が伝わるかどうかが鍵です。最後に要点を整理します。

  • 薬剤師数・処方箋枚数・応需科目など、規模が分かる数字を入れる
  • 在宅・かかりつけ・後輩指導など、主体的に取り組んだことを書く
  • 記入例をベースに、自分の情報へ置き換えれば形になる
  • 自己PRは状況(経験量・ブランク・役職)に合わせて書き分ける
  • 数字なし・受け身表現・使い回しはNG。応募先に合わせて整える

まずは記入例に沿って、ご自身の経歴を埋めてみてください。数字を足し、主体的な取り組みを書き加えるだけで、採用担当者に「会ってみたい」と思わせる職務経歴書に近づきます。

※本記事の情報は2026年6月時点のものです。記入例は一例であり、採用基準や求められる書式は応募先によって異なります。詳細は各応募先にご確認ください。

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